
11月30日(日)、ホテルグランヴィア京都「竹取の間」で『学校法人明治東洋医学院創立100周年記念 明治国際医療大学スポーツ振興10周年記念講演会』を開催しました。
会では「学生野球における部活動指導について~指導の根本にあるものとは~」と題し、大阪桐蔭高校硬式野球部の西谷浩一監督が講演。30年以上に渡る経験を踏まえ、「指導の根本にあるのは情熱。教員になった際、当時の校長先生から“子どもたちに教えられる教員はたくさんいるが、子どもたちを育てることのできる教員は少ない。生徒を育てることのできる先生になってほしい”との言葉を胸に突き進んできました」と力強く語りかけます。
これまで甲子園春夏連覇など高校野球界で数々の実績を積み上げてきた西谷監督でも、「教員になったばかりの頃は、生徒とコミュニケーションを取っているつもりでいましたが、生徒の話を聞くことができず一方通行の指導、話し盗人になっていました」と言い、PL学園高校など当時ライバルだったチームに勝つことができず悩んだ時期を振り返ります。
それを払拭するきっかけとなったのがコーチング、メンタルトレーニングの学び直しだったと言い、資料・書物を漁りセミナーに参加するなどして研鑽を積むことで克服。その後の活躍につながっていきます。
「生徒に目的意識を持って自ら取り組むこと(自立)、準備の大切さを伝えています」と西谷監督。常に平等にチャンスを与え、ベクトルを外ではなく自分自身に向かわせる指導で、実績はもちろん卒業後、プロの世界や各方面で活躍する人材を輩出してきました。
今後も「プロ野球への夢、甲子園が球児たちの憧れである限り高校野球は続くと思います。そうしたなか大阪桐蔭が子どもたちや周囲から憧れられるチームであり続けられるよう努力していきたいと思っています」と熱く語りました。
会には、京都府内を中心に近畿各地の中学、高校の野球関係者など約150人が参加。メモを取るなどして熱心に話に耳を傾けました。


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