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TOPICS

2025-09-26
陸上の西日本インカレでFOP救護活動を実施

9月12~14日(金~日)の3日間、たけびしスタジアム京都で行われた秩父宮賜杯第78回西日本学生陸上競技対校選手権大会(西日本インカレ)。本学陸上競技部の部員も多数出場するなか、大会のFOP救護活動を本学の教員、OBと共にMAT生が担当。医務室内の医師や看護師の方々と連携を取りながら全国大会などでも活躍する選手たちを陰から支えました。

<参加MAT生の感想>
谷歩莉さん(鍼灸学科3年)
会場全体という広範囲への注意やアクシデントが起きた際にいち早く駆けつけて状況を確認し、他のメンバーと連携して対応していくなどの経験は西日本インカレのような大きな大会だからこそできた貴重なものだと思います。今回の経験で学んだことをこれからの活動でいかしながら、もっと多くの経験や知識を身につけて、どんな現場でもしっかりと対応できるようになりたいです。

山田皓太さん(柔道整復学科2年)
初めての救護活動という緊張感の中で、多くの学びと経験をえることができた3日間でした。最も印象に残っているのは、走高跳での救護要請です。跳躍を諦めて走り抜けようとした際に膝を捻り、激痛で動けなくなってしまった選手を救護。指示通りに担架を運んでいきましたが、選手から「膝の怪我で、担架で運ばれるのは人目が恥ずかしい」という申し出があり、車椅子での搬送となりました。怪我の程度や選手の気持ちを聞くなどして、柔軟な対応が重要であるということを学ぶいい経験となりました。また、走幅跳では肉離れや擦過傷が多く発生し、医務室でこれらの処置を見学することができたことも貴重な経験となりました。準備段階からチーム一丸となって選手たちをサポートできたことに大きな達成感を感じた3日間となりました。

服部惺月さん(鍼灸学科2年)
大きな大会での第一発見者となる経験が初めてだったので最初は緊張しましたが、ここまで活動してきた経験と日頃のMATでの活動が生き、スムーズに対応できたのかなと感じています。救急車で搬送する場面もありましたが怪我をしてからの流れやその時の対応など非常に勉強になりましたし、緊急事態が起こった際に何を気を付けなければいけないのかを知る貴重な場にもなりました。緊張感の中での活動でしか得られない経験も多く積むことができ、迅速な対策のために今自分にどういった知識が足りていないかを知るいい機会にもなりました。医師、看護師、トレーナーが連携をして大会を乗り越えられた達成感もありました。

波部みかるさん(柔道整復学科3年)
救護活動に参加して、初期対応の重要さと仲間との連携の大切さを実感。また、何かが起こった時に選手にとってどうする事が最善の選択肢なのかを冷静になって考えられるようにしていきたいと改めて感じました。普段のトレーナー活動とは違いましたが、今回の経験を生かして、今よりも誰かの力になれる様に努力します。

腰原共生さん(柔道整復学科3年)
西日本インカレという大きな舞台でのFOPを任され、いつもの部活動以上に緊張感のある中での活動となり、非常に貴重な経験を積むことができました。連日、高温・多湿なコンディションで環境的にもハードな中での活動となりましたが、選手、スタッフの安全確認などを行うのはなかなか経験できるものではないと思い、全力で役務を務めることができたと感じています。ドクター、看護師、トレーナーの方とのコミュニケーションは、連携をとるうえでも必要不可欠だと再認識することができました。

木村篤史 アスリートサポートセンター長の話
MAT学生(5人)とともに計画から遂行に至るまで担当させていただく機会を得たことは、MAT生にとっても、これまでにない貴重な経験となりました。3日間の大会期間中、早朝から夜遅くまで長時間に渡る活動にも関わらずMAT生の迅速な判断と行動力に助けられ、スタッフ全員が体調を崩すこともなく任務を完遂できました。MAT生にとってはいずれも初めての経験で常時緊張しながらの任務でしたが、医務室内の医師や看護師の方々と密に連携を取りながら、それぞれの立場がするべきこと、できることを相談、コミュニケーションを円滑にすることで、滞りなく救護活動を進めることができたと思います。大会期間中、3日間で述べ29選手に対応。限られた人数での対応だったこともあり、スタッフの休憩時間とFOP救護ステーションの設置場所や設置時間帯を競技内容に適合させながら柔軟に運用しましたが、それでも同時に全競技の観察をすることは困難でした。今後は更に綿密な運用計画を立て、より円滑なFOP救護活動ができるように努力したいと思います。



FOP救護活動:競技者の健康を確保し、競技会が安全かつ円滑に実施されることを目的として行われ、役割は①事故の予防②観察③タイムリー な搬送となります。

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