★卒業生メッセージ★
2023年3月に晴れて明治国際医療大学を卒業したOB・OGに4年間の大学生活を振り返っていただきました。本学を選んだ理由、スポーツと学業の両立、国家試験対策……などなど、楽しかったこと、大変だったこと、うれしかったこと、学び、成長、今後の夢、目標について新社会人となった先輩たちの本音に迫ります。
女子柔道部OG
伊集千恵さん(看護学科2023年3月卒業・箕島高校出身)
看護師 助産師
国立研究開発法人国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)
―看護師を目指そうと思ったのは?
伊集 もともとは警察官になりたいと思い柔道も始めたのですが、高校生の時に先輩が看護師になられいろいろ話を聞き憧れるようになったのがきっかけです。当時、ちょうど看護師さんが主人公のテレビドラマも流行っていたのも大きかったと思います。看護師になろうと思うようになり、いろいろ調べているうちに助産師という仕事に興味を持つようになり、柔道を続けながら助産師が目指せる本学を選びました。
―学業とスポーツの両立はいかがでしたか?
伊集 最初はやっていけるか不安もありましたが、学ぶことすべてが専門的なことで、みんなが1からのスタートで共に学んで成長できる一体感があり、思っていた以上に楽しく学ぶことができました。私自身がコツコツ勉強するタイプだったので、学内に寮もあり、時間を効率的に使えたのはよかったと思います。
それでも3年から助産師のコースに進んでからは分娩介助という実習があり、そのための実技の練習などでクラブの練習に遅れたり、実習で長く練習ができないことも多々ありました。
両立については、先生方や監督に相談し、空きコマや授業の前後で質問したり、クラブの時間を融通していただいたり周囲の方々や仲間の協力で乗り切ることができたと思います。
―学生生活を通じ成長した点は?
伊集 ドラマなどで見るのとは違い、華やかな場面だけはなく、実際に命の重みを実感する場面に出くわす度に責任の重さ、やりがいを感じながら過ごしていました。実習で妊婦さんなどから、いろいろお言葉をいただくことがありましたが、その都度、早く一人前の看護師、助産師にならなくてはと思いながら取り組んでいました。
実習やクラブ活動を通じ、コミュニケーション力がアップしたこと、人と接する際に今まで以上にきめ細やかな声掛けができるようになったと思います。
―学生生活で一番思い出に残っていることは。
伊集 大切な試合と実習が重なってしまい、いろいろ調整していただいたのですが、コロナ禍でどうしようもなく、試合を諦めたことです。自分が選んだ道(看護師・助産師)なので後悔はありませんが、仲間が目標に向かってがんばっている姿を見て、自分もがんばらないといけないという思いを強くしました。
―後輩たちにメッセージをお願いします。
伊集 医療系の大学なので、どの学部でも大学ではじめて学ぶことばかりだと思います。なかでも解剖学や生理学などは医療系で学ぶ学生にとっては大切な基礎の部分なので、なおざりにせずしっかり取り組んでほしいと思います。
看護の場合、実習などでスポーツとの両立は大変ですが、いろいろな方々が協力してくださるので、いずれにも打ち込むことができます。みなさんも夢を諦めずがんばってほしいと思います。
―将来の夢・目標を教えてください。
伊集 就職してからも日々勉強だと思っています。さらに知識や技術を身に付け、安心・安全な出産を支えられる助産師になれるようがんたりたいです。海外での医療活動にも興味があるので、どういうかたちであれ困っている方々の手助けができればと思います。
―ありがとうございました。